長崎にて〜その1〜
妹「あゆさー、田舎に住んでのんびり暮らしたいねんな」
私「結局そうやんな。でも田舎って言っても色々あるやん?」
妹「ヨーロピアンチックなオシャレな街で古着屋とかしたいねん」
私「私海の近くに住んで、いつもホッとしたい」
妹「長崎ってじいちゃんの出身地やしなんか馴染みない?てかあの訛り話したいねん」
私「修学旅行以来やけど、なんか親近感あるし、色々丁度よさそうやんな」
妹「じゃあさ、将来の移住計画の下見いこうや」
というわけで、やって来ました
長崎。
うぅ〜ん!路面電車のレトロ感!!
やはり大阪とは時間のスピードが違うし、空が広い!
それに潮の香りが、なんとも切なくって、しびれちゃう!
お腹をすかした我々は、とりあえずのちゃんぽん。
チャ〜イナタ〜ウン♪(矢沢永吉)
なんせ移住計画のための旅行なので、若干方言を九州寄りにしてみるが
すぐ地元民に関西人だとばれる。
ああ恥ずかしい。
江山楼のちゃんぽん!
皿うどん!
モチモチの麺と、シーフードの風味のスープがとても美味しい…
ふう。幸せだわ、こりゃ。
続きまして、地元っぽいバーに行こうと探して見つけたのがこちら!
森山酒店という酒屋の奥にある、『ちょこっとBar』
焼酎や日本酒などたくさんお酒が並ぶ。
その中で、長崎で作られた日本酒『はねぎ搾り』を注文。
甘くて飲みやすく、とーっても美味しかった〜!
おつまみや一品料理も種類がたくさん並ぶ。
カウンターで飲んでいたら、隣で飲んでいたお兄さんに
「お姉さん、一味取ってもらっていいですか?」
と頼まれ、一味唐辛子が入った瓶を渡すと、しばらくして六百円をくれて
「これ一味代じゃ。お姉さんありがとうな」
と言って去って行きました。
…それが、お父さんとお母さんの出会いよ。
だから、あなたには「一味」と名付けたの。
なんてスパイシーな六百円の恋は走り出すこともなく、
長崎の夜は更けていきました。
あのBar移住したら行きつけにしよう。
それからバスとロープウェイに乗って世界新三大夜景に選ばれた夜景を見に稲佐山へ!
ロープウェイで333メートルまで登ると…
坂が多い地形なので、近くの建物でも遠くにあるように見える不思議な夜景。
繁華街も港も、原爆の被害にあった場所も、キラキラと輝く。
昔から海外との接点が多く、多くの喜びも悲しみも産まれて来た長崎。
祖父もこの風景を愛していたんだろうな。
優しい気持ちにさせてくれる稲佐山の夜景を見て、心が洗われました…
遠くにあった葉加瀬太郎をわざわざ持ってきて、メッセージもわざわざ「結婚記念日」に変える笑いに貪欲な関西人たち…
ああ、恥ずかしい…。