同性婚について(うるさい独り言)

とても驚くことが新聞に載っていたので、
わたしのひとりごとを聞いてくださいな。
 
うちの実家は産経新聞の隣にあって、1年間無料で配達してくれるから今年は産経を取ってるのですが、産経が偏ってる~と実感したわかりやすい記事があったのでシェア。(就活で通信社を受けたとき、産経新聞を取ってるって言ったら、面接官めっちゃびっくりしてた。どんだけイロモノなの産経。)
 
 
産経新聞には、そのひとが「正論」と思うことをひたすら一方的に述べる
「正論」というコラムコーナーがあって、
コラムって本来、誰かのいち見解を述べるものだから全然よろしいと思うんだけど。
 
麗澤大学八木秀次教授が『同性愛反対』を訴えるコラムはさすがにひどいと思った。
 
 
この教授は、同性婚を認めることで
 
異性愛を指向する大多数の人たちの価値観に混乱を来してはいけないし、
婚姻はあくまで男女のものであり、それを前提とした制度・慣行も守らなければならない。」
 
「基本を譲れば社会は崩れ、少子化も一気に加速する。」
 
「これは同性婚を認めた米国から得られる教訓でもある。」
と言ってて。
 
はあ?が止まらない。
 
 
1.「異性愛を指向する大多数の人たちの価値観に混乱を来してはいけない」
 
って、なんでやねん。なんで大多数が正しいねん?価値観に混乱来さないっすよそんなんで。
 
別に好きだった人がゲイでも、ゲイに好かれても、隣の家のカップルがゲイでも、価値観に混乱を来したとしても、
別に良くない?もし自分が同性愛者だったらこんな事言えないでしょ。
 
 
2. 宗教上とか伝統のことで同性婚認められないのは、わからんでもない。
(わたしはキリスト教徒だが、不真面目なのでクリスチャン的な意見は言えない)
 
けど、この人の記事の
「婚姻はあくまで男女のものであり」
って。あくまでって何基準なの!?
「あくまで」で片付けるなんて、真剣に悩む人たちに失礼。
 
 
3.「少子化も一気に加速する。これは同性婚を認めた米国から得られる教訓」
 
はい。意義あり。
アメリカは別に同性婚認めたからって、少子化は一気に加速してないし、
昨夏認められて一年も経たない法律を持ってくるなんて、なんの証拠にもなってない。
 
そうやって、なにもわかんないと思ってアメリカを引き合いに出して、読者を欺くこの教授なに!? 
もしアメリカの例を言うなら、きちんとした文献を記して、数字を出して説得させてよ。
 
 
こないだも産経新聞の記事がわかりにくすぎて、はあ?だったから直接新聞社にメール送ったのに 返ってこない。
そんな産経新聞に明後日、就活で会社訪問しに行きます。
 
産経新聞の記事は面白いしわかりやすいのも多いと思うけど、
この正論コラムは、短いから意図が伝わらないのもあると思うけど、時々はぁ?と思うことがあって、悲しくなります。
 
普段「なんでもどうでもいいわ~」というスタンスの私までもが、怒ってブログにまで書いちゃうほどのスバラシイ記事でした。
もうほんとこんなこと記事にして、誰の得になるの?